あるヨギの独り言

毎日を楽しく生きるヨギの自叙伝(日記)。 名古屋でのヨガインストラクターとしての生活やヨギとしての旅を続けるYoshiの成長日記です。

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ヴィパッサナー瞑想への旅⑤

【5】潜在意識下の中で


と、かしこまったサブタイトルだけど、要は夢の中のお話~

ヴィパッサナーの醍醐味といえば、睡眠ではないでしょうか?

瞑想に1日の間ずっと専心することで疲れた頭を休ませるのか?

それとも覚醒していることで眠りにつけなくなるのか?

じっと姿勢を保つことで疲れた身体を休ませるので眠るけど浅い眠りなのか?

色々なパターンが人ぞれぞれ・・・

「耳栓を持って行った方がいいですよ」の忠告を忘れ、そして忘れたことを後悔していた。

中々、みんなのイビキはうるさいものだ。

中庭にテントがはってあるのだが、あまりにもイビキがうるさくて周りに迷惑かける人が
追い込まれるのだという。。。

ここまで言うと、何か嫌な状態かな?ってネガティブな感じに思うかもしれない。

いやいや、違う。

とっても楽しい瞬間なのだ。

イビキのうるささは誰よりも早く寝てしまえば問題なかった。
 (すなわち、1番迷惑なヤツへと変わるのかも・・・)

不思議なことに毎日夜中の2時半に目が覚めていた。21時~21時半が就寝時間だから
4時間半~5時間ぐらい寝て目が覚めていた。

そして、ヴィパッサナー瞑想の真夜中のオーケストラが開演されていた。

ある者はイビキをかきつづけ・・・

ある者は寝言を言い続けるのだ。

講和の中でも潜在意識の話は登場する。我々は睡眠中でも意識はしっかり目覚めているのだ。

寒ければ肌が温度を感知し布団をかぶり丸くなる。暑ければ寝返りをうち布団とどかす。

浮かぶことに(夢が作り出している映像)に意識も引っ張られまくりだ。

このコース期間中は特に会話をする(コミュニケーション)をすることをずっと我慢しているので
その禁止が解かれるのが夢の中というわけだ。

本当に会話をしないというルールを心のそこから守っているのなら夢の中でも守っているはずだ。

そんなシーンは1つもなかった。

むしろ、久しぶりに英語を夢を見て、自分が普通に留学時代の仲間と(なぜか舞台はNY)英語で
会話している夢をみて嬉しかったぐらいだ。

話がそれたが、みんな寝言がすごいのだ!

そして、すこしそちらに耳を傾けて見ると・・・おもしろい!

ある者は・・
「秘密だよ・・・今は秘密の中にあるんだ・・・」

とか言っていた。。しゃべっちゃいけないことは秘密にするって解釈なのか?

って言うと、他の者が、「そうそう。秘密なんだよ・・・」

え! 寝言で会話?

たまたまなのか分からないけど、寝ていても外の音は聞こえているはずだから反応したのか?

このヴィパッサナー瞑想は毎日、ゴエンカ氏のリードを録音したものを聞いて行っている。
リード瞑想の最初や最後にパーリ語でのチャンティングがあったりする。
そのチャンティングの意味までは教えてもらいはしないので、我々にとっては奇妙なお経のようなものなのだ。

参加者には、あの奇妙なお経が怖いから、もう聞きたくないからという理由で逃げ出す人もいるらしい。
まぁ、自分に都合のいい理由を頭が、心が作り出しそれに従ったというだけだけど・・・

その話はいい。
我々は毎日、ゴエンカ氏の独特のイントネーションで、聞いたことのないパーリ語(ブッダの時代に
日常で使われていた約2500年前の人々の言葉)を聞いているのだ。そして、確かに聞いていて
心地好い感じがするものではない。

あれは3日目の夜だったか?

いつものごとく、夜中の2時半に目が覚めていた。

いつもの真夜中のオーケストラだ。

みんな面白い寝言を言っているな~って思っていると・・・突然!

「にゃ~ナァ~ナー~~~~ニャーーナノー~~~~~~~ダァ・・・」

みたいな声が聞こえてきた。

内容はでたらめなんだろうけど、イントネーションはゴエンカ氏のあれだ!

彼はゴエンカ氏のチャンティングを夢で唱えているのか!?

突然過ぎてびっくりした。夢の中での会話で出てきたのか?

色んなシチュエーションを想像してみた。いやいや、びっくりの一言。

そして、しばらくして彼はもう一度唱え始めたのだ。

2回目は冷静に状況が観察できた。

それまで、他の人々と言えば、寝言やイビキが鳴り止まない夏の蝉のようにあった。

彼が寝言でゴエンカ氏のチャンティングを始めた瞬間に、地震の前に蝉がピタッと
鳴り止むかのごとく全員が沈黙した。

心の中で、感激が走った。

おおっ!みんな睡眠にあっても、潜在意識の中にあっても外からの情報(5感からの情報)
に関してはルールを守っている!

勘違いだけど!

これが滑稽でおかしくて、耳栓を持ってこなかったことを良かった、良かったと思えたのだ。

心の誘導のままにしたがって見やすい部分だけを見て、素直に嫌なものと反応してしまうか、
同じものなんだけど違った角度から眺めて、中々いいじゃん!と反応するか・・・

そういった素直な人々を感情が豊かであるとか、心が真直ぐな人だと思うか、心の誘導に
すなわち、心の誘惑に弱い人なんだと思うかは人それぞれだ。

心の誘導に、心の誘惑に従っても問題ない環境(無責任でも咎められなかったり、世間との関わりが
なかったり、それにさえ気づいていなかったり)にある人ならむしろ自分をよい素直な人だと
思えてしまうだろう。逆の環境だったら、見えてくる反応は違ってくる。

自分は小さい頃よりエゴというものにこだわってきた。

人のエゴの部分を見つけ眺めることにより本質が見えるはずだというルールを物心ついたころに
発見し信じてきた。

とはいえ、この反応の説明を上手くすることが子供にはできずにいた。

同じ考えを思いつき、しかも上手に説明している人に出会えたのは嬉しい。

2500年たっても人間思いつくことは同じなんだな・・・

自分の寝言が聞けないのが残念だった。。。。
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